FXファンドも選ばないとダメ


1sdf79 少し前にリミットインベステージという会社というFX会社が金融庁から警告を受けました。この会社は匿名組合方式でファンドを募集し集めたお金を運用する目的で作られましたが、実際は運用されておらず経費として流用されていたことや、無登録業者を利用して勧誘を行っていたことが金融庁の調査でわかったからです。

この会社は以下のような条件でFXファンドを募集していました。

1) 月利2.5%、年利30%を表示

2) 運用は優秀なディーラーに委託

3) 元本の80%まで目減りした時点で、契約者自身が運用継続か中止かのいずれかを選択できる

4) ストラテジーはスキャルピングなので、大きく損をすることはない

ここでおかしいと思われる点として、「月利2%」という点です。元本保証とは書かれていないものの、月利2%とは年利換算すると30%になります。消費者金融でのキャッシング金利がMAX18%であることからすると、おかしい金利と言わざるを得ません。現実的に考えてどんなに優秀なディーラーでもこんな運用はできません。

優秀なリターンを確保し続けているハーバード大学やエール大学の基金でさえも、年10%の運用益が限界と言われています。このファンドの話がいかに胡散臭いかお分かりいただけたと思います。

運用は優秀なディーラーに委託するという点も実に腑に落ちません。誰がどのように運用しているのか公表されていない状況で優秀かどうか判断することはできないからです。さらにこのファンドのさらなる問題点てして、金融マルチである点にあります。すなわち、参加者が新しい参加者を紹介すると販売奨励金が紹介者に入るというマルチ商法のような仕組みを用いて大きくなっていました。その販売奨励金は新たな投資金額の4.5%であったとも言われています。

運用側からすると販売奨励金は大きな負担になります。にもかかわらず、高率の奨励金を払ってかつ年利30%もの高いリターンを維持することは素人目から考えても不可能です。

投資信託でも同様と言えますが、マーケットのリターンを大きく上回る実績を残せるファンドは本当にひと握りしかありません。むしろ、それをごまかすために利益が出ているように見せかけることによって投資家から資金を集めていると考えるべきでしょう。

FXに関するファンドも同じことが言え、大きな利益が出るような感じであったとしても、マーケットのリターンを大幅に上回るような数字が並んでいるファンドを信用してはいけないのです。